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ビジュアルも操作性も骨太すぎる『RIDE 5』走れるようになっていく上達感は“バイク好き”に刺さるはず!?

そのビジュアルから「実写?」とネットを騒がした、バイクシムシリーズの最新作『RIDE 5』メディア向け先行体験会に行ってきました。

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ビジュアルも操作性も骨太すぎる『RIDE 5』走れるようになっていく上達感は“バイク好き”に刺さるはず!?
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PLAIONより8月24日にリリース予定の『RIDE 5』メディア向け先行体験会が開催されました。本記事ではその体験会の模様をお届けします。

本作はネット上でも「リアルすぎて現実と見間違うレースゲーム」と話題になった一作とあって、興味を持っていた方も多いのではないでしょうか。そのリアルさはビジュアルだけにとどまらずゲームにまで。かなり骨太なバイクレースシムとなっていました。

◆走れないけど気持ちいい!?バイクレース“シミュレーション”の本領発揮!

さて、『RIDE』シリーズの操作性は実にシビア……現実さながらの運転技術が必要とされます。ギアチェンジだったりをこなしつつ、“レースをシミュレーション”できます。そんな中、本体験会では『RIDE 5』では補助的なオートが導入され快適なプレイができるようになったと説明を受けました。

筆者は『RIDE』シリーズ初体験とあって、さっそくそちら設定でプレイ……するべきなのですが、ゲーマーの性質かバイク好きの自負か、難しい方と聞けばまずはとりあえずそちらをプレイしたくなるもの。「リアルなバイクの挙動」でプレイすることにします。

実は筆者はバイクに縁がある人生を送ってきた人間。家族が大のバイク好きとして、物心つくころからレース場に入り浸っていました。ですので操縦法は頭に入っていますし、バイク愛はひとしお……しかし、そう言いつつ部屋でゲームをするのが好きなインドア派だったためバイクの免許は持っていません。「バイクに触れてきた人生見せたるで!」と意気込んだ丘サーファーならぬ部屋バイカーが挑戦です。

すると難しいこと、難しいこと……!スタート直後にもたついてると、後ろから後続車が突っ込んできて開幕早々大事故となりました。ギアチェンジに速度調整、クラッチなどレース中に行なう動作が多すぎるので、すこしバイクを動かすのにすら四苦八苦です。部屋バイカーごときが初見でプレイできるような代物ではありませんでした。

ただ、行なう動作は多けれど、操作性が悪いわけではないというのが本作の面白いところ。運転免許を持っているかどうかではなく、「どれだけレースの立ち回りになれているかどうか」が本作の上達速度に影響してくるのではないでしょうか?

しかし、とてもじゃないですがこのままではプレイレポの範疇でまともなゲームプレイができません。素直にオススメされていた操作方法に切り替えて再チャレンジです!

するとうって変わって、かなりスムーズな操作感! ざっくり言うとMTからATに変わったかのような感触です。しかし。「おぉ! レース場を走っている! 」と当たり前の感動に浸っているのもつかの間やはりコースアウトの連続。CPUのレーサーたちが遥か彼方に去ったと思いきや、周回遅れで横を通り過ぎる羽目に。「レースそのものが難しい」という状況は据え置きです。……ですがそれがめちゃくちゃ楽しい!

本作はレースゲームでもありますが、シミュレーションとしての側面も持っています。『RIDE 5』のキモは、自分が上手くレースを走れるようになる達成感でしょう。上手く走ることを目指してコーナー前のどのタイミングで減速を始めたらいいか、どういった所にカーブが存在しており、カーブに入る速度はどの程度か……そんな風に試行錯誤しているのがたまらなく楽しいのです。先を行くCPUたちがレース相手じゃなくて「上手くバイクを操る先輩」くらいに思えてくる“バイクレースシミュレーション”です。

言われてみれば、実際のレースもどれだけスピードを出せるかが勝利のカギなのではなくて、まずはマシンの挙動やコースの特徴を覚えてはじめて参加できるというもの。本作は明らかに「レース経験者の方が有利」に作られていて、上達していくことが「レース経験者を疑似体験できる」と感じさせてくれるもの。上達の楽しさがダイレクトに味わえる逸品と言えるでしょう。

1人称視点にも切り替え可能なのですが、そうなると難易度が段違いに上がるほどの骨太感! コースの先が見えづらくなったり、カーブで「自分の頭」が激しく揺れたりと、まさしく“実際のレース”を体感することになってきます!

そして、本作はまさかの「耐久モード」も搭載。……これがリアルなレースに輪をかけるとんでもないゲームモードで、現実のレースさながら「8時間耐久レース」などがプレイできるのです。現実にある「鈴鹿八耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)」などが部屋の中で可能です! もちろんセーブしながら休み休み遊ぶことは可能ですけれど、8時間ぶっ続けでレースすることにも心惹かれます。まさかそこまでリアルに再現しちゃうとは……! とことん“実際のレース”をシミュレーションできるタイトルと言えるでしょう。


本作は話題になった圧巻のビジュアルとともに、現実のバイクも多数登場。ホンダにヤマハ、BMWやドカティなどのバイクに跨ることが可能です。これが見ているだけでも楽しい!

正直な感覚として、これは「バイク好きのためのゲーム」。バイクの免許を持っている方はもちろん、バイクは好きだけどなぜか免許を取っていない筆者のような人間にもオススメできるはずです。

『RIDE 5』は、PC(Steam,Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sにて8月24日発売予定です。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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