Game*Sparkの夏休み自由研究:小さな疑問を調査&解消!「Steamで一番高いモノってなに?」「一番売れてるサントラはなに?」【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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Game*Sparkの夏休み自由研究:小さな疑問を調査&解消!「Steamで一番高いモノってなに?」「一番売れてるサントラはなに?」【特集】

ちょっとした自由研究で、束の間の夏休み気分……。

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Game*Sparkの夏休み自由研究:小さな疑問を調査&解消!「Steamで一番高いモノってなに?」「一番売れてるサントラはなに?」【特集】
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多くの学生は、もうすでに夏休みが始まっているのではないでしょうか。夏休みといえば、たくさんの宿題。社会人に宿題はありませんが、本稿ではそんな方も少しだけ夏休み気分を味わえる自由研究を行います。

今回は、私たちが普段から使っている「Steam」にまつわる疑問を調べて“研究”を実施ベネッセ公式サイトの「自由研究のまとめ方」を参考にしながら結果を発表します。なお、調べた内容は2023年7月下旬時点の情報であることを予めご了承ください。

“Steamで一番売れてるサントラ”って何?

まずはじめに、Steamで一番売れているサントラを調査します。ゲームプレイ時の情景が思い浮かぶようなサントラはついつい買ってしまう……という方も多いのではないでしょうか。曲数が多ければ多いほど、なぜだか満足感がありますよね。

■予想

筆者は本当に気に入ったゲームしかサントラを買わないので、正直あまり予想が付きません。「BGMの評価が高い」ということを手がかりに『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』などを思い浮かべましたが、どうやらSteam上にはサントラを配信していないようです。

悩みに悩んだ末、こだわりのクラシックカートゥーン風BGMが高評価な『Cuphead』のサントラと予想してみます。同作のサントラは、筆者が買った数少ないサントラのうちのひとつです。

■調べる方法

しかし、ここで問題発生。どうやら、Steamや非公式データベースを探しても「一番売れているアイテム」を探す方法はどこにもないようです。データ自体は簡単に採れそうなものですが、いらぬ「売上論争」を巻き起こしたり、会社が公開したくない情報になってしまうなどの問題があるのでしょうか。

代替案として、Steamの「売上トップ」のページを元に人気のサントラを調べます。このページでは「全期間のセールス記録」ではなく「最近売れ筋のアイテム」を掲載しているため、“一番売れてるサントラ”とはやや主旨とは異なりますが、果たしてどのタイトルがトップとなっているのか見ものです。

■結果・わかったこと

結果は、手軽にフィーバー感が味わえるローグライトアクションVampire Survivors』のオリジナルサウンドトラックでした。ゲーム本体が安くカジュアルな気持ちで遊べる本作ですが、サントラも299円とかなり安価。全58曲と大ボリュームとなっており、かなりお得感がありますね。

ゲーム+DLC2種+サントラがすべて手に入るバンドルでも1,000円未満とかなり手にしやすい値段なので、「ついで」で買っている方が多いのかもしれません。

■実際に聴いてみる

ここからは、このサントラを実際に聴いてみます。本作の雰囲気やフレーバーが『悪魔城ドラキュラ』シリーズをリファレンスしていることもあり、収録曲は全体的に90年代のアクションゲームを彷彿とさせるアップテンポな曲で構成されています。

多くの人が一番聴くであろうステージ1のトラック「Forest Night Fever」は曲中に展開が目まぐるしく変わり、とても気分がアガります。「30分間生き残ること」が本作の目標であるため、プレイヤーはずっと同じ曲を聴くことになるわけですが、次々と展開が変わる構成によってまったく飽きがこないですよね。

58トラックも収録していながら1曲1曲のクオリティが高く、「ほんとにこれ299円でいいの!?」と思わされます。ゲーム中に聴くと大興奮してしまう宝箱開封音も収録されているので、本作に熱中した人はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

「Steamで一番高いモノってなに?」

お次は、Steamで一番高いモノを調べます。数十円、数百円から1万円近いものまで幅広い価格帯のゲームやサントラ、DLCなどが揃うSteamですが、もっとも高いゲームは一体なにで、いくらの値段が付けられているのでしょうか。

■予想

筆者の予想では、50万円ほどの得体の知れないゲームが最も高いと予想します。「スパ柱レポート」ではとてもクオリティに見合っていると言えない高額ゲームの実態を調べていましたが、似たような作品は他にもありそうです。


■調べる方法

Steam上の全製品一覧ページを参考に、「価格の高い順」に並べ替えを行います。ゲームソフトのみに限らずDLCやソフトウェア、バンドルなども対象にしたいため、タイプでの絞り込みは行わず、純粋に全製品中もっとも高いものを調べます。

■結果・わかったこと

結果、もっとも高いモノはBloody Bearが発売する『Spooky Men』で、価格は999万9,999円でした。高すぎるだろ!本作はオンラインで1~8人でプレイする協力型サバイバルホラーゲームで、2023年5月にリリースされました。

非公式データベースサイト・SteamDBを確認すると、以前は数百円だったものの、7月17日よりなぜか急に爆発的な値上げをした模様。故意かミスかヤケクソかは定かではありませんが、この価格が一番恐ろしい……。

■実際にプレイしてみる

ここからは、買ったら一発で破産してしまいそうな『Spooky Men』を実際にプレイしてみます。なお、この検証にあたっては不審なデベロッパーに著しく大きな収益を与えることが無いよう、メディアにのみ許可されたSteam正規の手段でゲームを入手しています。

マルチプレイ前提な作りであるようですが、プレイヤーがまったくと言っていいほど居ないので仕方なく一人でプレイ。今回の目的は「暗い家の中を探索してアイテムを集める」というものであるようです。

家の中はかなり広く、2階や地下も存在します。家の中はとても暗く、死体や生首が各所に配置してあります。グラフィックはチープながら雰囲気作りはなかなか良い感じです。

そんなことを思いながら探索していると突然スクリーンに奇妙な絵が表示され、激しい点滅とともに爆音の効果音が。筆者はビビリではない、ビビリではないのですが、ジャンプスケアはマジでやめてほしい。ビビリじゃないのですが、漏らしそうになりました。

ひとりでプレイしたためかなり心臓に悪い体験になりましたが、フレンドとワイワイプレイするのも良いかもしれない……と思ったけど……この値段じゃ無理か……。

■発展研究

ついでに、「Steamで最も高いDLCとサウンドトラック」についても調査してみました。

もっとも高いDLCは、『EVE Online』内の通貨「20,000 PLEX」が7万9,000円。もっとも高いサントラはバナナが宇宙を飛ぶおバカACT『International Space Banana』(ゲーム本体120円)の2万2,000円でした。

後者は1分15秒の「Banana-Chan」という曲が1つ入っているだけ! ただリッチなおふざけに走っているようで、よくありがちな“日本地域での値付けミス”ということもなさそうです。

こちらも実際に聴いてみたところ、ピコピコサウンドが可愛らしい“Banana-Chan”のゴキゲンなテーマ曲になっていました。いい感じだけど、なんでこの価格なの……?という疑問が、バナナを食べたときの後味のようにねっとりと残りました。


日頃からチェックしているSteamですが、いざ調べてみると予想外で興味深い結果に辿り着けました。ゲームライターという職業上、Steamでの調べ物は日常的なことなのですが、改めて「調べ物って、楽しいな……!」ということを実感できる機会になりました。

本稿を読んでいる皆様も、なんとなく気になっていることを調べてまとめてみると意外な発見があるかもしれません。ゲームの自由研究で、ふたたび夏休み気分に浸ってみてはいかがでしょうか!


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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