沈黙を破る煙、やまびこえんまくをクラフト!
やまびこえんまくは魔法が使えなくなる沈黙状態を回復させるアイテム。『FF7 リバース』ではスプレーのような形状をしていますが、ここから煙を吹き出して使うのでしょうか。素材は以下の通りです。
ミストシード×2
月桂樹の葉×1
マジョラム×1
セージ、オレガノ、マジョラムは前回のハーブ園で苗を購入してきました。一方、月桂樹から葉を採取する場合は成長した樹を入手する必要があるため、今回はスーパーで乾燥ローリエを購入しました。しかしこれほど葉の大きさが違い、加工状態も異なるとなると、マジョラムの香りが感じられなくなりそうな予感がします。
案の定、素材を入れたこの時点でマジョラムの繊細な香りを月桂樹の葉が上回っています。乾燥させた月桂樹の葉はそのままだと甘さに加え「い草」を思わせる芳香があり、ちぎってみるとより甘さが増してコーラのようなスパイシーな香りを強く感じました。
さて、ここで問題になるのが「ミストシード」。なんらかの実であることは確かですが、私たちの世界でこれに相当するものはあるのでしょうか。
黒ずんだ外見から、おそらく黒コショウがそれに近いのではないかと筆者は判断。「炭酸ガスを噴出し~」と説明にありますが、あいにくコショウにはそういった効果はありません。ただ、クラフトコーラの素材として用いられることはあるので、それが取り違えられた可能性も否定できません。
ごく少量の水を加えて材料を混ぜ合わせます。コショウを加えたこともあり、スパイシーな香りが増幅しています。肉料理や魚料理の臭みを消すのに向いていそうですが、今回は食べるのが目的ではありません。
やまびこえんまく、完成。
自家製やまびこえんまくが完成しました!『FF7 リバース』のようにスプレータイプではありませんが、はたして同様の効果を得られるのでしょうか。
やまびこえんまくの薬効を試してみる
やまびこえんまくは煙を噴出させることで薬効を得る、となればお香のように焚いて使うのが自然な発想。おそらく『FF7 リバース』のものは携帯性の確保に加え、簡便に使用できるようにスプレータイプになっているのでしょう。
煙に顔を近づけてみると、ゴホゴホとむせ返ってしまいました。主にコショウが作用しているのでしょうが、煙が鼻腔を刺激することで否応なしに声が出てしまいます。なるほどたしかにこれならば沈黙状態を無理やりにでも直せそうです。コショウといえばくしゃみが出ることで知られていますが、これにはピペリンという成分が関係しているらしく、スプレータイプのものはこうした成分を抽出したものが入っているのかもしれません。
あまりにコショウの刺激が強かったので、試しに月桂樹の葉を集めて焚いてみると、こちらはむせ返らずやや甘い干し草のような香りが立ち昇ります。匂い袋にして衣服に香りを付けたり、体に擦り込んでみるのもアリかもしれないと思いました。今回作成したアイテムの中でも、『FF7 リバース』と同等の薬効を得られるという意味ではこれが一番かもしれません。
それではいよいよ最後のアイテムクラフト。作成するのはエーテルです。